子犬を買おうと考えている方は、「子犬飼ってみたらヤンチャな性格で手に負えなかったりしたらどうしよう」など悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
子犬の性格は、成長するにつれて変わっていく場合もありますが、ある程度は成犬時の性格を見極める事が出来ます。
今回の記事では、飼う前に子犬の性格を見極める方法や、触れ合った時に性格を見極める方法などをご紹介します。
この記事の簡単なまとめ
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子犬の性格を見極める必要性
子犬をペットショップで飼う前に、性格を見極める必要があるのは何故でしょうか。
実際にペットショップでは大人しくしていたので落ち着いた性格だと思っていたら、実はヤンチャな性格だったという話は少なくありません。
ここでは、子犬の性格を見極めるメリットと、子犬の性格を見極めないとどうなるのかをご紹介します。
子犬の性格を見極めるメリット
子犬を飼う前に性格を見極めるメリットは、初めて犬を飼う方であれば、特に多くのメリットを感じることでしょう。
<子犬の性格を見極めるメリット>
- ある程度、子犬の性格をイメージ出来るため、ギャップが起こりにくい
- 飼い主さんの性格にあった子犬を見極める事が出来る
- 育犬ノイローゼになりにくい
などがメリットですが、何よりも飼い主さんと子犬の相性が大切です。
子犬の性格を見極めないとどうなる?
子犬を飼うときに、子犬の性格を見極めないとどうなってしまうのでしょうか。
犬を飼った経験のある飼い主さんであれば、見極めなくても子犬の性格に合わせて柔軟に対応する事が出来る可能性があります。
しかし、初めて犬を飼う方は、ただ可愛いからという理由で子犬を見極めてしまうと、育犬ノイローゼになってしまったり、最悪の場合は子犬を手放してしまう危険性も・・。
※育犬ノイローゼ:犬の性格や犬に対するイメージが実際と大きく異なる場合、心身ともにストレスを感じて、ノイローゼを発症するもの。
<育犬ノイローゼの症状>
- ネガティブになる
- 睡眠の質が悪くなる
- 食欲がなくなる
- やる気が湧かなくなる
- 怒りっぽくなる
- 理由もなく泣いてしまう
などの症状が見られた時は、育犬ノイローゼになっている可能性があるため、医師に相談してください。
育犬ノイローゼは、犬を飼うのが初めての方に多く見られるものですが、2匹目や3匹目の子犬を飼った時にも、発症する恐れがあります。
その理由は、子犬の性格が先住犬と大きく異なり、結果として初めて子犬を飼う方と同じ状況になってしまうからです。
家族に迎え入れた子犬を、飼い主として責任を持って生涯を共にするためにも、子犬の性格を見極めましょう。
子犬の性格の見極め方の基本
子犬の性格見極め方の基本は、下記のとおりです。
- 性別
- 大きさ
- 犬種
- 親の情報
- 健康チェック
それぞれについて詳しく解説します。
犬と触れ合った経験が少なかったり、初めて犬を家族に迎え入れる方にとって、子犬の性格を見極めるのは非常に難しいと思います。
紹介するポイントをしっかりと確認することで、ある程度子犬の性格を見極めることが可能です。
性別
子犬の性格を見極める上で、性別は重要な見極めポイントです。
性格以外の特徴もご紹介するので、ぜひとも参考にしてください。
<オスの子犬の特徴>
- 元気な性格
- 人懐っこい性格
- ヤンチャな性格
- メスよりも身体が大きくなりやすい
<メスの子犬の特徴>
- 落ち着きのある性格
- オスよりも身体が小さくなりやすい
- ヒート(生理)がある
これらの特徴もあくまでもその特徴が多いというだけで、必ずしもそうなるわけではありません。
大きさ
犬の大きさは、下記の通りです。
- 大型犬
- 中型犬
- 小型犬
気になる子犬がいたら、その子犬がどの大きさに分類されるのかを店員さんに聞いたり、犬種でインターネット検索をして、大きさを確認しましょう。
犬の性格は、身体の大きさが小さければ小さいほど、未熟な性格が多い傾向にあります。
もちろん、身体の小さな犬でもしっかりとした性格の犬もいるため、一概には言えませんが、参考として覚えておきましょう
。
性格の見極めポイント:犬種
犬種でも子犬の性格を見極めることが出来ます。
犬種ごとに特徴的な性格があり、子犬がその性格になる可能性が高いです。
インターネット検索で「見極めたい子犬の犬種 性格」と調べると、その犬種の特徴的な性格を知ることが出来るので、ぜひ調べて見てください。
親の情報
子犬の性格を見極めるためには、両親の情報が欠かせません。
特に成犬時の大きさ、性格などは両親に近くなる可能性が高いので、必ず確認してください。
ペットショップの中には、両親の情報が分からないところもあるので、きちんと親の情報を把握しているペットショップを選ぶと良いでしょう。
健康チェック
健康チェックは、子犬の性格に直接関係があるわけではありませんが、必ず行うようにしてください。
子犬を飼う前から病気を患っていたりすると、治療費がかかってしまうだけでなく、家族に迎え入れた子犬の寿命に関わる恐れもあります。
<当てはまったら危険⁉︎健康チェック方法>
- 元気がなく、ぐったりしている
- 被毛が薄く、脱毛している箇所がある
- 毛に艶がない
- ふけが多い
- 涙やけがある
- 目ヤニが付いている
- 身体を痒そうにしている
これら以外にも、明らかに子犬の様子がおかしいと感じる時は、慎重に見極めてください。
子犬と触れ合う時の見極めポイント
子犬と触れ合う時の見極めポイントは、下記のとおりです。
- 子犬に近寄った時の反応
- 子犬に触れた時の反応
- 子犬を抱っこした時の反応
それぞれについて詳しく解説していきます。
多くのペットショップでは、子犬を抱っこしたり、触れあうことが出来るサービスがあります。
触れ合った時の子犬の反応から性格を見極めることが出来るので、気になる子犬がいる時は、触れ合えるか店員さんに確認してみましょう。
近寄った時の反応で見極める
子犬に近寄った時の反応によって、子犬の性格を見極めることができます。
子犬の性格毎にどのような行動をとりやすいのかをご紹介しますので、ぜひ子犬の性格を見極める時の参考にしてください。
<ヤンチャな性格>
- 飛びついてくる
- 激しく尻尾をふる
- 噛もうとする
<大人しい性格>
- ゆっくり近寄る
- ゆっくり尻尾をふる
- 優しく噛もうとする
<臆病な性格>
- 逃げようとする
- ブルブル震える
- 動かなくなる
- 警戒して吠える
触れた時の反応で見極める
初めに子犬に触れる時は、怖がらせないようにゆっくりと優しく撫でてあげましょう。
中には怖さから噛んでしまう子犬もいるので、注意してください。
<ヤンチャな性格>
- 動き回って触れさせないようにする
- 噛みつこうとする
- 一緒に遊んで欲しそうにする
<大人しい性格>
- 身体を触れさせてくれる
- たまに優しく噛もうとする
- 初めは動かないが、徐々に動くようになる
- 触られるのを拒む箇所がある
<臆病な性格>
- 尻尾が下がっている
- ブルブル震える
- 身体がガチガチになる
- 触れるのをやめると、逃げようとする
- 人と同じく人見知りをする場合もあるため、触れ合う時間は少し長めに取ると子犬の性格を見極めやすくなります。
抱っこした時の反応で見極める
子犬を抱っこする時は、必ず座った状態で抱っこするようにしましょう。
特に子犬の抱っこに慣れていない方は、子犬が嫌がり飛び降りようとする危険性があるため、注意してください。
<ヤンチャな性格>
- 抱っこを拒む
- 落ち着かない様子で、動き回る
<大人しい性格>
- 人の身体を舐めてくれる
- 尻尾をふる
- 抱っこの仕方で、暴れたり落ち着いたりする
<臆病な性格>
- ブルブル震える
- 身体がガチガチになる
- 抱っこすると、四肢をピンと張る
- 尻尾が下がる
抱っこの仕方が悪いと、どのような性格でも嫌がる可能性があります。
周囲に対する反応で見極める
子犬を抱っこしたり触れ合っている時には、子犬が周囲に対してどのような反応を示しているのかというもの、子犬の性格を見極めるポイントです。
<ヤンチャな性格>
- 興奮する
- 他の人や犬に自ら寄って行こうとする
- 吠える
<大人しい性格>
- 関心を示さない
- ゆっくりと寄って行こうとする
- 初めは怖がっているが、段々と慣れてくる
<臆病な性格>
- ブルブル震える
- 身体がガチガチになる
- 尻尾が下がる
- 周囲を見ないように顔を伏せる
- 吠える
子犬の周囲に対する反応は、成長過程で徐々に慣れてきます。
そのため、最初の反応がずっと続くわけではありません。
子犬の性格を見極めて素敵なパートナーを見つけよう
今回は、飼う前に子犬の性格を見極める方法や、触れ合った時に性格を見極める方法などをご紹介しました。
子犬の性格を見極めても、生活環境などによって性格が変化する恐れがあります。
そのため、初めは臆病な子犬でも、成長すれば活発な犬になるかもしれません。
しかし、実際に子犬を家族に迎え入れると、子犬の性格の変化さえも愛おしく感じる事でしょう。
愛情を持って子犬を育てていれば、きっと飼い主さんと気が合うようになってくると思います。
なお、子犬の性格を見極めたけれど、結果イメージと違う性格であった場合でも、愛情を持って子犬を育ててあげましょう。
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