犬がたんぽぽを食べたら危ない?たんぽぽを食べる理由と危険な道端の植物を紹介!

犬がたんぽぽを食べたら危ない?たんぽぽを食べる理由と危険な道端の植物を紹介!

天気の良い春の日に愛犬を散歩していたら、たんぽぽの花や綿毛を食ベてしまい、吐き出せるべきかそのままにしておくべきかわからない…と焦ってしまったことがあるかと思います。

花の成分や綿毛についた種が愛犬にどんな影響を及ぼすかわからないまま放置してしまうと、知らず知らずのうちに病気になったり体が弱くなってしまうんじゃないかと不安になってしまいますよね。

 

本記事では、

  • 愛犬がたんぽぽを食べてしまっても大丈夫なのか?
  • そもそもなぜ犬はたんぽぽを食べてしまうのか?
  • 道端の危険な植物はどんな種類があるのか?

 

という疑問について詳しく解説していきます。最後までお読みいただければ、安心して緑あふれる公園を散歩できるようになります。

目次

犬がたんぽぽを食べたら危険なのか?

たんぽぽと犬

犬がたんぽぽを食べた時、どんな影響があるのか?花や綿毛には害はないのか?という疑問について詳しく解説していきたいと思います。

たんぽぽを食べることによる身体の影響

結論から言いますと、犬はたんぽぽを食べても基本的には問題ないです。
そもそも、私たち人間は春にはたんぽぽの花を摘んでサラダや天ぷらにして食べる風習があり、犬にも同様でたんぽぽを口にしても身体に害を与えるような毒は含まれていません。

散歩中に道端のたんぽぽを多少口にしまった程度であれば、すぐに応急処置をしなくてはいけないということはないので焦る心配はないです。

 

たんぽぽの綿毛や茎など他の部分の危険性は?

たんぽぽ

たんぽぽは、花だけでなく、種子が根元についた綿毛や茎、葉、根といった部位まで毒はなく、害はありません。


茎や葉の部分は炒めものや天ぷら、サラダにも活用されるほど食用に適しており、綿毛や種子の部分についても特に有害な成分は含まれていないので、どの部位を口にしても問題はないです。

 

飼い主が注意してあげるべきこと

ここまで、道端のたんぽぽは食べても特に問題はないことを紹介していきましたが、完全に野放しにしても良いというわけではなく、飼い主側が意識しなくてはならない注意点もありますので、下記に紹介します。

 

  • 食べさせ過ぎないこと

まず、当たり前のことですが、たんぽぽに限らず道端の草は食べさせ過ぎないようにしましょう。
いくらたんぽぽが無害とはいえ、散歩をするたびに食べ過ぎてしまっては肥満や体調不良に繋がる恐れがあります。

また、たんぽぽや植物には少なからず食物繊維が含まれていますので、大量に摂取してしまうと他の食べ物を食べた時の栄養分がうまく吸収されないという問題が生じてしまいますので、食べ過ぎには気を配っておきましょう。

 

  • 有害な薬品が散布されていないエリアがどうか確認すること

たんぽぽ自体は無害でも、除草剤や殺虫剤がかかった植物は例外なく有害になり、少量でも下痢や嘔吐といった症状に繋がってしまいますので、草木の生い茂る暖かい時期は特に公園や散歩経路の薬剤散布状況をきちんと確認しておきましょう。

 

たんぽぽ以外の犬が食べていけない植物をシーン別で紹介

草原

上記までで、散歩中のたんぽぽを食べたときの影響や注意点について詳しく解説していきましたが、ペットの前に現れる植物はたんぽぽのように無害な草花だけとは限りません。

ここからは、日常の場面で遭遇する犬が食べてはいけない植物を室外と室内に分けて紹介いたします。

散歩中の植物

散歩中にペットと遭遇する植物は、たんぽぽやぺんぺん草、つくしといった少量であれば無害な植物だけでなく、有害とされているものも近くの公園や道端に現れます。ペットとの安全な散歩のために一度確認しておきましょう。

 

  • アサガオ
  • アジサイ
  • チューリップ
  • ユリ
  • ヒガンバナ
  • アロエ
  • スズラン
  • アマリリス
  • スイセン
  • イチョウ
  • カーネーション
  • パンジー
  • マリーゴールド
  • ツツジ
  • フジ
  • キョウチクトウ

 

室外の危険な成分をもつ植物の特徴を見ると、『球根のある植物』『キレイで目立つ花を咲かせる植物』が多いという共通点があります。
もちろんここに書ききれない有害な植物もありますので、これらをヒントにお散歩するようにしましょう。

室内の植物

危険な成分を含む植物は室外だけではありません。キッチンやリビングなど室内で一緒に遊ぶときも誤飲・誤食のないように目の入る位置で犬を見てあげましょう。

 

  • ニンニク
  • 玉ねぎ
  • アボガド
  • ぶどう類
  • ナッツ類
  • 観葉植物(かんようしょくぶつ)
  • 花卉植物(かきしょくぶつ)

 

ニンニクからナッツ類はキッチン、観葉植物や花卉植物は主にリビングで見られる植物です。
特に、観葉植物や花卉植物は中毒性が高い上に冷蔵庫などに保存することができませんので、犬の手の届かない位置にうまく飾ることをおすすめします。

危険な植物を食べてしまったらどうする?

akey pet

万が一、愛犬が上記を含む有害な植物を口にしてしまった場合は、下痢や嘔吐、腹痛、皮膚のただれなど重大な症状を起こしてしまう可能性があります。

このようなときは、迷わず早急に動物病院へ連れて行くことを強くおすすめします。

水を飲ませながらうまく吐き出させることができれば自ら対処しても問題ありませんが、多くの人にとっては難しく、緊急を要する場合もありますので、すぐに獣医師に任せてもらうようにしましょう。

なぜ犬はたんぽぽや草を食べてしまうのか?

そもそも、なぜ犬は道端のたんぽぽや草を食べてしまうのでしょうか?
さまざまな理由があるかとは思いますが、ここでは代表的な理由を4つほどご紹介いたします。突然草花を食べることが増えたと感じることがありましたら、下記から原因を探ってみましょう。

胃腸の調子が悪いから

胃の中に下痢などの体調不良を引き起こすものを摂取しているとき、犬は本能的にそれらを排出しようとたんぽぽなどの草花を大量に食べることがあります。
たんぽぽに限っては、ビタミンC、鉄分、イヌリンといった胃の中を綺麗にする成分が含まれており、それらの成分を求めてたんぽぽを好んで食べていることもあります。

また、植物の成分だけでなく、草花を口にしたときの特有の刺激を活用して自ら吐き出そうとすることもあるようです。
何かを誤飲してしまっている可能性もありますので、様子のおかしい状態が続くようでしたら動物病院で一度見てもらいましょう。

たんぽぽや草に含まれる栄養分を吸収したいから

ドッグフード

単純にビタミンなどの栄養分が足りず、草花を食べることで補おうとしていることも原因の一つだと考えられます。
上記にもあるようにたんぽぽを始めとする植物にはビタミンが含まれており、普段の食事では取れない栄養素を取れることがあります。

過不足なくいろんな栄養を与えられるように、一度食べ与えているドッグフードや食べ物を見直してみても良いのではないでしょうか。

空腹などのストレスを抱えているから

空腹や睡眠不足、運動不足など日常のさまざまな要因からストレスを抱えると、道端のたんぽぽや草を食べてしまうことがあります。
はっきりとした原因は解明されていませんが、大きな声や窮屈な空間での遊び、極度の人見知りなど些細なきっかけもストレスの原因になるようです。

散歩中にとにかく目に入った草を多く食べるようになったら犬からのストレスを訴えるSOSかもしれません。

 

犬がたんぽぽを食べたら危ない?についてのまとめ

たんぽぽと犬

本記事では、犬がたんぽぽを食べても大丈夫なのかどうかについて、他の植物と共に詳しく解説していきました。
以下に本記事の内容をまとめました。

犬がたんぽぽを食べても大丈夫です。ですが…

結論から言いますと、犬がたんぽぽを食べても問題はないです。
私たち人間もたんぽぽの花や茎、葉を使った料理を食べることがあり、犬も同様で基本的には無害です。成分によっては犬の胃に良いこともあります。

ですが、無害だからといって所構わず勝手に食べさせてもいいというわけではありません。

  • 食べさせ過ぎないこと
  • 有害な薬品が散布されていないエリアがどうか確認すること

全部のたんぽぽが無害であるとは限りません。飼い主側はこれらに注意して食べても大丈夫な状態かどうかを都度確認しておきましょう。

犬が食べると危険な食物23選

日常生活に現れる植物はもちろんたんぽぽだけではありません。
散歩中や室内にかけてよく見かける犬が食べると危険な植物23種類をまとめました。

 

  • アサガオ
  • アジサイ
  • チューリップ
  • ユリ
  • ヒガンバナ
  • アロエ
  • スズラン
  • アマリリス
  • スイセン
  • イチョウ
  • カーネーション
  • パンジー
  • マリーゴールド
  • ツツジ
  • フジ
  • キョウチクトウ
  • ニンニク
  • 玉ねぎ
  • アボガド
  • ぶどう類
  • ナッツ類
  • 観葉植物(かんようしょくぶつ)
  • 花卉植物(かきしょくぶつ)

 

以上、犬がたんぽぽを食べたときの影響と注意点、たんぽぽ以外の危険な植物について紹介いたしました。
突然植物を食べ出したときも焦らず、ペットとの楽しく安全な散歩を楽しみましょう。

友人にシェア!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次