【大変】子犬が暴れるのはなぜ?状況別の原因と正しいしつけ方を解説

【大変】子犬が暴れるのはなぜ?状況別の原因と正しいしつけ方を解説

「子犬が暴れるのはどうして?」
「暴れるのを防ぐにはどうすればいい?」
「大きくなってからも暴れるんじゃ…」
このような思いを抱えていませんか?

子犬が突然暴れることが多く、何が理由か分からず困っている飼い主もいるかと思います。

子犬が暴れるのには原因がありますが、放置しておくことで収まっていくことも多いです。

しかし中には早くしつけないと、成犬になってからの問題行動につながるものもあります。

この記事では、子犬が暴れる原因とその対処法について解説していきます。子犬が暴れて困っている人は、ぜひご一読ください。

目次

子犬が暴れるのは生後2歳くらいまで

子犬が暴れるのは、生後2歳くらいまでといわれています。

犬の1年は、人間でいうと7年に相当します。そのため2歳になった子犬は、人間だと14歳。好奇心が収まり大人しくなるため、暴れることは少なくなります。

逆にいうと、2歳までは、子犬が暴れることを想定しておかないといけません。

また、子犬は生後2歳までの期間に、好奇心に従ってさまざまなことを学びます。この期間のうちにちゃんとしつけておかないと、成犬になってからの問題行動につながりやすいです。

子犬が暴れるのはある程度仕方ないですが、だからといって放置せずしっかりしつける必要があります。

【状況別】子犬が暴れる原因と対策

子犬が暴れるの原因は、状況によって異なります。そのため、状況に合わせて対処法も変わってきます。

子犬が暴れる状況として多いのは、以下の5つです。

  • 狂ったように暴れる
  • うんちの前に暴れる
  • 抱っこすると暴れる
  • ケージの中・外で暴れる
  • 家での留守中に暴れる

それぞれの暴れる原因と、対処法を見ていきましょう。

1. 子犬が狂ったように暴れる

子犬が狂ったように暴れるのは「真空行動」という、エネルギーを発散させる一種のストレス解消法です。

子犬はワクチンプログラムが終わるまでは、自分の足で散歩ができずパワーを持て余しています。そのパワーを真空行動によって発散しているのです。

子犬を叱って暴れるのを止めるのは、さらに興奮させてしまい逆効果。無理やり止めることはせず、自然と落ち着くのを待ちましょう。

子犬が突然狂ったように暴れ出すのはよくあることで、異常な行動ではありません。

2. うんちの前に暴れる

子犬がうんちの前に暴れるのは、排便の際の違和感が原因です。排便時は腸が動くので、違和感から落ち着かずに動き回ってしまうのです。

そのため、子犬が動き回るということは「うんちのサイン」だともいえます。

子犬が落ち着きなく動き回っていたら、うんちのサインである可能性が高いので、トイレに連れて行ってあげましょう。

また、トイレで排泄をした際やや大袈裟に褒めてあげれば、トイレを覚えてもらいやすいです。

3. 抱っこすると暴れる

子犬を抱っこすると暴れる場合、以下2つの原因が考えられます。

  • 抱っこに悪いイメージがある
  • 抱っこの仕方が悪い

悪いイメージとは「抱っこ=病院に連れていかれる」「抱っこした時に腕から落ちて怪我をした」などの過去の体験によるものです。
これらがトラウマになってしまうことで、暴れて抵抗しようとするのです。

改善するには、子犬に「抱っこ=いいことがある」と思ってもらいましょう。「抱っこして子犬の好きな場所に出かける」「抱っこした際におやつをあげる」といったことを続けていくと、少しずつ暴れなくなっていきます。

さらに、子犬を正しい方法で抱っこすることも大切です。子犬の前足を片手で掴み、もう片方の手でお尻から包むように抱き上げましょう。

子犬を自分の身体にくっつけて、重心をこちら側にして抱いてあげると、子犬は安心します。

4. ケージの中・外で暴れる

子犬にとってケージの中は、本来落ち着く場所です。それにも関わらず暴れるなら、ケージの居心地が悪いと思っている可能性があります。

人通りがあるところや窓の近くにケージを置いていると、人の動きや音が気になって落ち着かない環境になります。ケージを置く場所を、窓から離れた人通りの少ないところに変えてみましょう。

逆にケージの外で暴れる場合は、子犬にとってケージの中が落ち着く場所になっています。

最初のうちは落ち着かずに暴れるのは仕方がないので、何度か外に出して慣れてくれるのを待ちましょう。

5. 家での留守中に暴れる

普段は大人しい子犬でも、飼い主の留守中に自宅内で暴れ回ってしまうことがあります。これは、家族の人数が多く、家に人がいないことが少ない家庭でよく見られます。

留守中に暴れる子犬には、以下の対策を段階的に行いましょう。

  • 家に誰かがいてもケージで過ごす時間をランダムに作る(1人で過ごすことを慣れさせる)
  • ケージで過ごさせているときに、短時間だけ子犬から姿が見えないところに行く
  • 外出する服装になって1〜2を行う
  • 短時間だけ外に出る
  • 外出時間を長くする

半年程度時間がかかることもありますが、続けていくことで飼い主が外出しても落ち着くようになります。

子犬が暴れないようにしつける方法

子犬が暴れるのは、正しいしつけることでも防げます。

具体的なしつけ方法は、以下のものです。

  • 暴れていることを怒らない
  • 「待て」や「おすわり」を覚えさせる
  • 散歩の時間を決めない

順番に見ていきましょう。

1. 暴れていることを怒らない

子犬が暴れてしまっても、怒らずに冷静に対処しましょう。

子犬は飼い主の様子をよく見ています。そのため飼い主が怒ってしまうと、子犬が逆に興奮して暴れてしまう可能性があるのです。

飼い主が冷静に接していると、子犬も落ち着いてきて暴れなくなってきます。放っておくことで大人しくなることもあるので、暴れているのを怒って止めないようにしましょう。

又、暴れているのは子犬が不安を覚えている可能性もあります。この場合の対策方法はいろいろありますが、最近トレンドのCBDを利用したジェルなどを使うのも検討してみるとよさそうです。

CBDとは何か?」「ペットに与えても危険じゃないのか?」などが気になる方はhempl(ヘンプル)さんの記事をおすすめします!

2.「待て」や「おすわり」を覚えさせる

「待て」や「おすわり」といった動作を覚えさせるのも有効です。具体的な動作を覚えさせることで、暴れるのを防げます。

おすわりを覚えさせる方法としては、何気なくおすわりした時にやや大袈裟に褒める・餌をあげるといったご褒美を与えるのが有効です。
この際に「おすわり!」と、言葉にするのもポイントです。

繰り返し行っていくことで、子犬は徐々に「おすわりと言われて動作するといいことがある」と考えるようになります。

待ての場合は、いきなり長時間覚えさせるのは難しいです。1秒、3秒と少しずつ時間を伸ばしていきましょう。

3. 散歩の時間を決めない

子犬が暴れるのを防ぐなら、散歩の時間は決めない方がいいです。散歩の時間が近づいてくると、暴れて飼い主に知らせようとするためです。

犬の散歩は運動のために行っているものなので、時間にこだわる必要はありません。散歩の時間を固定せず、ランダムに子犬を外に連れ出してみましょう。

子犬のうちにしつけられなかった場合に起きる問題

子犬のうちにうまくしつけられなかった場合、以下の問題が起きることが考えられます。

  • 無駄吠え
  • 飛びつき
  • 噛む

順番に見ていきましょう。

1. 無駄吠え

子犬が暴れる際に吠えることがありますが、成犬になっても治らないと無駄吠えを繰り返します。

無駄吠えをしていると、近所に迷惑をかけてしまいます。

無駄吠えをなくすには「無視する」「吠えたらおやつをあげない」といった方法が有効です。

繰り返していくことで「吠えても意味がない」「おやつをもらえなくなる」と学習していき、無駄吠えがなくなっていきます。

2. 飛びつき

子犬のうちはいいですが、大きくなってから飛びつかれると怪我の恐れがあります。特に大型犬は危険です。

飛びつきをなくすには、おすわりや待てを覚えさせるのが効果的。この動作をとらせることで、飛びつきを防げます。

3. 噛む

子犬は甘噛みが多いですが、噛むのを許容しておくのは危険です。成犬になってからも噛み癖が直らず、人に怪我を負わせる可能性があるためです。

そもそも子犬が甘噛みをするのは、祖先であるオオカミの狩猟本能が影響しています。

本来は子犬同士の遊びで「噛むとどれくらい痛いか」を学んでいきますが、人に対しては加減を覚えづらいです。

しかし噛むのをやめさせようと、強く叩くのはよくありません。強く叩いてやめさせようとすると「叩かれる」という恐怖心から、自分の身を守るため余計に噛み癖がついてしまいます。

甘噛みの代わりに、犬用の噛むおもちゃを与えましょう。犬の噛む欲求を代わりに満たしてくれるので効果的です。

まとめ

子犬が暴れるのはある程度は仕方なく、徐々に収まっていくことも多いです。

しかし中には飼い方の問題であったり、放置しておくと危険なものもあるので注意が必要です。

子犬のうちにしっかりしつけておけば、暴れるのを防ぐだけでなく、成犬になってからの問題行動もなくせます。

この記事を参考に、飼っている子犬との関係を見直してみてください。

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