このこのごはんは、価格が高いことが理由で評判やレビューが低いのが特徴ですが、小型犬に多い涙やけや皮膚トラブルに関して効果が実感できたという高評価レビューが多いドッグフードです。
そんなこのこのごはんについて、今回は様々な会社のドッグフード開発を行なっている犬の管理栄養士が基本情報や口コミを交えながら紹介していきます。
この記事の簡単なまとめ
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このこのごはんの基本情報
このこのごはんは、小型犬の健康維持サポートのために作られているドッグフードです。
粒サイズはもちろん、食材選びや目元のケア、便臭対策が行えるように配慮されているのが特徴となっているため、小型犬オーナーさんで気になっている方も多いのではいでしょうか。
このこのごはんの基本情報は以下通りです。
容量 | 1kg |
価格 | (通常価格)税込3,850円 (定期価格)税込3,278円 |
送料 | 定期コース初回は送料無料 ※上記以外のケースで送料税込850円 ※税込11,000円以上購入の場合は送料無料 |
目的 | AAFCOの総合栄養食の成犬基準をクリアしているドッグフード |
対象年齢 | 生後4ヶ月以降の子犬〜老犬 ※子犬のタンパク質量は総合栄養食基準を満たしていないので注意 |
グレインフリー | △ グルテンフリー(小麦不使用) |
添加物 | ○ 香料・着色料・保存料・防カビ剤・増粘剤・発色剤・酸化防止剤(BHA・BHT)不使用 ※犬に必要な栄養素となるビタミン・ミネラルは合成添加物を使用 |
オイルコーティング | なし |
解約 | 自由に解約や定期注文期間の変更が可能 |
主原料 | 鶏肉(ささみ・レバー) |
タンパク質量(乾物計算値) | 21.3%以上 (総合栄養食基準 子犬22.5%以上 成犬18.0%以上) |
このこのごはんの評判や口コミ
このこのごはんの評判や口コミは、下記のとおりです。
- 健康効果が実感できた
- 嗜好性が高い
- 値段が高すぎる
それぞれ詳しく解説していきます。
このこのごはんの口コミや評判は健康効果で高評価レビューが多いものの、価格が高いことが理由で評価を下げている方が多いのが特徴です。
実際のレビューを見ながら愛犬に適したドッグフードかどうか、購入して失敗しないかを判断してください。
なお、楽天市場のレビューに関しては2022年2月時点での評価を参考にしています。
健康効果を感じれた評判の良いレビュー
6歳のトイプードルに与えたケースでは、便の状態が良くなり便臭が改善されたという意見があります。
このこのごはんは、腸内環境を整えることで善玉菌を増やして便の臭いを軽減するように作られているので、個体差は生じますが腸内環境の健康維持については効果が期待できそうです。
目ヤニや涙やけが改善されたという意見や、毛がサラサラになったという評価も複数ありました。
このこのごはんには、犬の腸内環境を整えるために有効とされる乳酸菌を配合しています。
嗜好性の高さでの評判の良いレビュー
このこのごはんは、犬が好みやすい鶏肉を主原料にしているせいか嗜好性が高いというレビューが多くあります。
鶏肉に関しては、ささみや胸肉部位のような脂質が低い部位は香りが薄いのが特徴ですが、このこのごはんは鶏のレバー部分も使用しているので香りが強く出やすく嗜好性も高まりやすいのはないでしょうか。
価格の高さで評判の悪いレビュー
このこのごはんのレビューを見ていると、価格の高さが原因でトッピングごはんとしてしか利用していないというレビューも複数あります。
また、主食として利用している場合でも評価数値を下げている理由として価格の高さが目立ちます。
実際の価格目安は、以下通りです。
犬の体重 | 1日の給与量目安 | 1ヶ月(30日)の給与量目安 | 1ヶ月(30日間)の価格目安 |
2kg | 64g | 1920g(1.92kg) | 税込7,392円程度 |
3kg | 86g | 2580g(2.58kg) | 税込9,933円程度 |
4kg | 107g | 3210g(3.21kg) | 税込12,359円程度 |
5kg | 127g | 3810g(3.81kg) | 税込14,669円程度 |
なお、上記表は成犬(1〜2歳成犬)を想定して通常価格で購入した場合を想定して算出しています。
このこのごはんの4つのデメリット
このこのごはんのデメリットは下記のとおりです。
- アレルギーが生じないわけではない
- 2016AAFCO子犬用基準はクリアしていない
- 便臭は軽減できても体臭改善は期待できない
- 主食としての利用では価格が高い
それぞれ詳しく解説していきます。
このこのごはんの評判レビューを見ていると、評価が低い理由の多くが価格面が高いことです。
また、アレルギーの要因になりやすい小麦不使用ですが、鶏肉やその他原材料もアレルギーが生じやすいものを使用しているため注意が必要。
子犬に関しては、AAFCO2016の総合栄養食基準を満たしていないというデメリットがあります。
アレルギーが生じないわけではない
このこのごはんは、小麦不使用のグルテンフリードッグフードで、犬の栄養源となるビタミン・ミネラル以外の合成添加物を使用していません。
そのため、食物アレルギーが生じにくいと勘違いしている方もいますが、どんな食材でも食物アレルギーの原因(食物アレルゲン)になる可能性があるため注意しましょう。
このこのごはんの主原料で使用されている鶏肉などの動物性タンパク質にアレルギー反応を示す犬も多いので、注意が必要です。
子犬にもOKだけど注意が必要
このこのごはんは、様々なサイトや公式サイトで総合栄養食基準を満たしていると表記されており、対象年齢が4ヶ月以降の子犬〜老犬となっています。
しかし、成分値を確認するとAAFCO2016の子犬総合栄養食基準は満たしていないことが分かります。
日本では2016は現段階で義務付けられていませんが、成長期の子犬には豊富なタンパク質や脂質、EPAやDHAなどの栄養素が必須です。
栄養素 | 子犬の総合栄養食基準(AAFCO2016) | このこのごはん保証成分値 |
タンパク質 | 22.5%以上 | 21.5%以上 |
体臭が減るわけではない
腸の健康を維持して便臭対策を行えるように配慮されていますが、体臭が減るわけではありません。
もともと犬は人とは異なる体臭がしますが、体臭については日頃の定期的なケアが何より大切です。
また、個体差があるものの子犬期の方が油分分泌が多く体臭がしやすいのが特徴ですが、過度にシャンプーをすると必要な油分が失われて油分の分泌が促進してしまいます。
主食で与えると価格が高い
このこのごはんの評判が良くない理由に多いのが、価格の高さです。
ドッグフードは継続して与えるものなのでコスパの良さも大切です。継続して与えることができるか考えてから購入しましょう。
なお、近年プレミアムドッグフードが流行っていますが、プレミアムドッグフードの価格相場は1kgあたり2,000円前後~と言われています。
このこのごはんの2つのメリット
このこのごはんのメリットは、下記のとおりです。
- 腸の健康維持に効果的
- 安心して犬に与えられる
それぞれ詳しく解説していきます。
このこのごはんの主なメリットは、腸内環境の健康維持に配慮している点と安心して与えることができる基準のドッグフードであることです。
特に腸内環境の健康維持に関しては様々な病気予防にも効果的なので、参考にしてください。
腸の健康維持が期待できる乳酸菌を配合している
腸の健康に配慮して乳酸菌を配合しているのは大きなメリットです。
犬の腸には、個体差があるものの体全体の約6〜7割の免疫細胞が集中しています。
既に病気を発症している犬はもちろん、免疫力が低下していると病気を発症しやすいのが特徴です。
そのため、免疫力維持や免疫力応援に役立つ乳酸菌が配合されているのは、このこのごはんを与えるメリットの1つです。
安心して与えることができる
このこのごはんはヒューマングレードにこだわりをもっており、必要最低限の人工添加物のみ使用しているため安心して与えることができます。
使用している添加物は、ビタミンやミネラルといった犬に必要な栄養素となるため、ほとんどの総合栄養食に添加されています。
このこのごはんを買うのはどこがおすすめ?
このこのごはんを購入する場合は、公式ショップでの購入がおすすめです。
公式ショップでは定期便を利用することができ、いつでも停止や休止をすることができて価格が安いので購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
公式 ショップで購入するメリットは価格の安さ
公式ショップで購入する場合は、通常価格と定期便価格ともに楽天市場やAmazonで購入するより安いのが特徴です。
以下にショップ別の税込価格情報をまとめました。
このこのごはん1kg | 送料 | 合計金額(税込) | |
公式ショップで購入する場合 | 通常価格 3,850円 / 定期便価格 3,278円 | 850円 | 通常価格 4,700円 / 定期便価格 4,128円 |
楽天市場で購入する場合 | 4,900円 | 0円 | 4,900円 |
Amazonで購入する場合 | 4,900円 | 0円 | 4,900円 |
他に購入したいものがある方はAmazonが一番安い
Amazonで他に購入したい商品がある場合は、Amazonの定期お得便を利用すると価格が大幅に安くなります。
ただし、同じ配送先に複数の商品が配送されなければいけず、同じお届け日に3種類以上の商品がある場合にのみ「おまとめ割引」の10%オフが適用されます。
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このこのごはんの8つの疑問を解決
このこのごはんに多い疑問の回答は下記のとおりです。
- サンプルはない
- 原材料の安全性は比較的高い
- 必要最低限の添加物のみ使用
- 原材料は2種類以外は国産
- 現時点での総合栄養食基準はクリアしている
- 原材料のモリンガはスーパーフード
- 開封後の賞味期限は1ヶ月以内
- 給与量はあくまで目安
それぞれ詳しく解説していきます。
ここでは、このこのごはんを検討中の飼い主さんが疑問に感じやすい内容について取り上げていきます。
見慣れない原材料の疑問など、細かな内容についても解説しているので是非参考にしてください。
サンプルの準備はない
このこのごはんを試したいと思っている方は、サンプルの取り寄せの可否が気になるところではないでしょうか。
特に食べムラの多い犬の場合、1kgであっても食べ切らないともったいないと思ってしまいますが、残念ながらサンプルの準備はありません。
なお、定期便で購入すると約15%程度お得に購入できいつでも解約可能です。
原材料の安全性が高い
このこのごはんは、ヒューマングレードをコンセプトにしているため人も食べることができるという安心感があります。
人間用食品工場ではなくペットフード製造会社というのが気になるところですが、人間用食品工場のノウハウや衛生基準に配慮してるようです。
工場は有機JASやISO22005、HACCPの認証を受けているようですので、ペットフード製造の中では品質管理に徹底していると考えられます。
完全無添加ではない
このこのごはんは、以下添加物を使用していません。
- 香料
- 着色料
- 保存料
- 防カビ剤
- 増粘剤発色剤
- 酸化防止剤(BHA・BHT)
なお、ビタミンやミネラルのみ合成添加物を使用していますが、通常加熱工程のあるドッグフードにおいては食材だけで犬に必要な栄養基準を満たすことができません。
そのため、必要最低限のビタミンやミネラルのみ使用しているのはメリットと捉えることができます。
原材料全てが国産なわけではない
このこのごはんは国産ドッグフードで評価が高いのが特徴ですが、原材料全てが国産というわけではありません。
日本では入手が難しい、または価格が高額になりやすいパパイヤとモリンガの2つの原材料のみ外国産を使用しています。
なお、国産表記のドッグフードは、製造を国内でしているだけで原材料が国産だとは限りません。
現時点での総合栄養食基準はクリアしている
先述で紹介させていただきましたが、このこのごはんは子犬ライフステージのAAFCO2016総合栄養食はクリアしていませんが、成犬の基準はクリアしています。
なお、日本では2022年2月の現時点でAAFCO2016基準をクリアしていることは義務付けられていませんが、海外では多く取り入れられています。
近年、犬の食育に関して腎臓を中心とした疾患によりタンパク質量制限がない限りはタンパク質量が多いドッグフードが理想とされており、成長過程にある子犬には尚更必要な栄養素です。
原材料に使われているモリンガの正体は植物
このこのごはんの原材料のモリンガというものは、近年注目を集めている食材でサプリメントでも使用されるようになりました。
世界中で生命の木と呼ばれており、健康効果が期待できるスーパーフード食材として注目されています。
なお、栄養素が豊富に含まれていることで有名ですが、90種類以上の栄養素が入っていて、そのうち半数程度が抗酸化作用がある栄養素だと言われています。
開封後は賞味期限が短い
このこのごはんには保存料や酸化防止剤が使用されていないため、開封後の賞味期限が1ヶ月以内です。
未開封の状態であれば1年程度もちますが、パッケージを開けたら保管方法と使用期限に注意しましょう。
なお、保管時は高温多湿な場所をさけて、冷暗所で保管しましょう。
このこのごはんに限りませんが、ドッグフードには酸化しやすい脂質やタンパク質が多く含まれており、酸化したドッグフードを与えると下痢や嘔吐の原因になるので注意が必要です。
与える量はBCSで判断する
このこのごはんには公式サイトにドッグフードの給与量目安を計算するシステムがありますが、個体差や犬の運動量、体質や生活環境など多くの要因でドッグフードの適切な給与量は異なります。
愛犬のBCS(ボディコンディションスコア)をしっかりと確認しながら、ドッグフードの量を調整してあげましょう。
●博多犬猫医療センターの公式サイト|BCS(ボディコンディションスコア)の確認方法
このこのごはんは価格は高いけど安全性も高い
今回は、このこのごはんについてドッグフード開発者である犬の管理栄養士が紹介しました。
口コミや評価では価格面の高さで懸念点があるものの、涙やけの改善や便の状態の改善、嗜好性の高さでは高評価のレビューが多いのが特徴です。
原材料や製造会社についても比較的安全性が高いドッグフードだといえるので、このこのごはんを与えてみたいと思っている小型犬オーナーさんは、価格が安くいつでも解約できる定期便コースで試してみるのはいかがでしょうか。
この記事の簡単なまとめ
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