犬も人と同様にシニアになると新陳代謝が落ちてくるので、犬によってはシニア犬ドッグフードに切り替えた方が良いケースがあります。
そのため、運動量が低下している犬や老化現象が出ている犬にはシニア犬用のドッグフードがおすすめです。
今回は、ドッグフード開発を行っている犬の管理栄養士がシニア犬のおすすめドッグフードについて詳しく紹介します。
この記事の簡単なまとめ
|
シニアドッグフードとは?
シニアドッグフードは、成犬用ドッグフードとは栄養バランスや栄養素の質が異なります。
ここで紹介する内容は、下記のとおりです。
- シニアドッグフードとは?
- シニアドッグフードの選び方
- シニアドッグフードは何歳から?
それぞれ詳しく解説していきます。
シニアドッグフードとは?
シニアドッグフードは、成犬用ドッグフードと比較すると以下の点が異なります。
同じシニアドッグフードでも商品やメーカーによって内容が異なります。
以下は、あくまで参考としてご確認ください。
- タンパク質割合がシニアドッグフードは低い
- 消化吸収しやすいタンパク質に加工されている
- 消化吸収しやすいタンパク質が使用されている
- 脂肪分が低く設定されている
- 抗酸化成分が配合されている
- グルコサミン・コンドロイチンなどの機能性成分が配合されている
シニアドッグフードの選び方
シニアドッグフードを選ぶときは、年齢を意識するより愛犬の状態に合わせて選ぶことが大切です。
詳しい内容は、後ほど紹介する「シニアドッグフードは状態判断で決める」リストを参考にしてください。
- 消化しやすいドッグフードを選ぶ
- 極力人工添加物を避ける
- 嗜好性の高いドッグフードを選ぶ
シニアドッグフードは何歳から?
昔からあるシニア犬用ドッグフードは、一般的に7歳以上と表記があります。
以下によってシニア年齢は犬ごと違うので「何歳になったらシニアドッグフードに切り替える」という基準はありません。
- 犬種による違い
- 個体差による違い
- 老化症状の現れ方の違い
シニアドッグフードは状態判断で決める
シニアドッグフードへの切り替えは、愛犬の状態によって切り替えを判断します。
詳しい内容は、以下リストを参考にしてください。
運動量が低下しているシニア犬 | 中タンパク質、低脂肪、抗酸化成分配合、グルコサミン・コンドロイチン・オメガ3脂肪酸配合 |
腎臓に問題が生じているシニア犬 | 低タンパク質、低脂肪、抗酸化成分配合、グルコサミン・コンドロイチン・オメガ3脂肪酸配合 ※療法食は獣医師に相談が必須 |
運動量が低下していないシニア犬(=健康体のシニア犬) | シニア犬用ドッグフードに変更する必要なし |
口腔内に問題がある犬や老衰によって食欲が低下しているシニア犬 | 中タンパク質、低脂肪、抗酸化成分配合、グルコサミン・コンドロイチン・オメガ3脂肪酸配合のウェットフード |
寝たきりのシニア犬 | 流動食 ※病気の有無や病気の内容によって獣医師に相談が必須 |
シニア犬は7歳以上?
これまで紹介させていただいた通り、犬と一言で言っても年の取り方が違うことから7歳以上になればシニア犬とは言い切れません。
- 白い被毛が増える
- 毛ツヤが悪くなる
- 寝ている時間が多くなる
- 散歩に行きたがらない
- 運動機能が低下する
- 食欲が低下する
- 関節痛によって移動したがらない
- 動きがゆっくりになる
- 家具などにぶつかることがある
- 段差でつまずく
シニア犬におすすめのドッグフード10選
ここでは、ドッグフード開発をしている専門家が、シニア犬の健康維持や嗜好性を高めるためのおすすめドッグフードを紹介します。
おすすめドッグフードは、下記のとおりです。
- 健康体のシニア犬には「アカナシニアレシピ」・「ブッチ」
- 運動量が低下しているシニア犬には「ピッコロ」・「ペルシア」・「オリジン」
- 小型犬のシニア犬には「このこのごはん」・「シュプレモ」
- ドライフードを食べてくれないシニア犬には「カナガンウェット」・「ブッチ」
- ドライフードで嗜好性を高めたいシニア犬は「うまかドッグフード」
それぞれ、詳しく解説していきます。
1位:シニア犬の体重管理に適した「アカナのシニアレシピ」
アカナのシニアレシピは単純にタンパク質量を制限するのではなく、シニア犬の健康維持を行うために以下点に配慮しています。
- 炭水化物量を制限
- 犬の体に必要な肉原材料は豊富に使用
- 血糖値の上昇を穏やかにするための低GIに配慮
- タンパク質割合を落とさずに体重コントロール
基本情報は、以下通りです。
総合栄養食基準 | ★★★★★ | AAFCOの総合栄養食基準をクリア |
配合されている機能性成分 | ★★★★★ | オメガ 6(2.2%以上)、オメガ 3(1.0%以上)、グルコサミン(1500mg/kg以上)、コンドロイチン(900mg/kg以上) |
主原料 | ★★★★★ | 新鮮鶏肉(19%)、乾燥鶏肉(18.5%)、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとグリーンピース、乾燥七面鳥肉(6%)、新鮮鶏内臓(レバー、心臓)(5%) |
原産国 | ★★★★★ | カナダ |
添加物 | ★★★★☆ | 人工添加物不使用(ローズヒップ酸化防止剤や植物油から抽出したトコフェロールなどの天然添加物のみ使用) |
粗タンパク質 | ★★★★★ | 33%以上(乾物量換算値) |
粗脂肪・カロリー | ★★★★★ | 粗脂肪:14%以上 カロリー:332.5kcal/100g |
アカナのシニアレシピドッグフードの口コミ
アカナのシニアレシピドッグフードは、リピート購入している評価の高いレビューが目立ちます。
詳しい口コミの一例は、以下通りです。
シニア期に関わらず、アカナ製品のみ与えて20歳になるわんちゃんの高評価レビュー | ●口コミ参考|楽天市場のレビュー |
便の調子も良く、美味しく食べてくれるという15歳のトイプードルの高評価レビュー | ●口コミ参考|楽天市場のレビュー |
3.5キロ前後のマルチーズmixの食いつきのよさで高評価のレビュー | ●口コミ参考|楽天市場のレビュー |
アカナのシニアレシピをおすすめするシニア犬
犬もシニアになると腎臓の病気が多くなり、タンパク質制限が必要となるケースがあります。
アカナドッグフードのシニアレシピは、脂質は抑えてありますがシニア犬の良質な筋肉維持を考えてタンパク質制限をあえてしていません。
腎臓など何かしらの病気が原因でタンパク質制限が必要な場合は、獣医師に確認すると良いでしょう。
2位:食欲が低下しているシニア犬におすすめ「ブッチドッグフード」
ブッチドッグフードはシニア犬専用のドッグフードではありませんが、オールステージ対応の総合栄養食です。
なお、シニア犬におすすめしたいブッチドッグフードの特徴は以下通りです。
- シニア犬でも消化しやすい肉が最大92%
- 消化のしやすさに配慮して生肉と同じレベルの水分量に調整
- シニア犬の健康のためにオメガ3とオメガ6をバランスよく配合
- タンパク質割合を落とさずに体重コントロールができるよう配慮
基本情報は、以下通りです。
総合栄養食基準 | ★★★★★ | AAFCOの総合栄養食基準をクリア |
配合されている機能性成分 | ★★★★★ | オメガ3脂肪酸 140㎎/100g以上 |
主原料 | ★★★★★ | ビーフ(生)33%、ラム(生)25%、チキン(生)18.5%、大豆 8.5%、野菜類(ニンジン、コーン、エンドウ豆)7.7% ※ブラックレーベルの場合 |
原産国 | ★★★★★ | ニュージーランド |
添加物 | ★★★★★ | ◯ ビタミンやミネラル等、栄養成分以外の添加物は無添加 |
粗タンパク質 | ★★★★★ | 10.5%以上 |
粗脂肪・カロリー | ★★★★★ | 粗脂肪:8.0%以上 カロリー:116kcal/100g ※ブラックレーベルの場合 |
ブッチドッグフードの口コミ
ブッチドッグフードは、価格の高さで低い評価もありますが嗜好性の高さやクオリティの良さで高評価の口コミが多いのが特徴です。
なお、シニア犬の皮膚・被毛の健康維持や認知症対策に重要なオメガ3も含まれています。
口コミの詳細は、以下通りです。
食いつきの良さで評価が高い口コミ | ●口コミ参考|楽天市場のレビュー |
フードジプシーだったわんちゃんがよく食べると高評価の口コミ | ●口コミ参考|楽天市場のレビュー |
ブッチドッグフードをおすすめするシニア犬
ブッチドッグフードもアカナ同様に犬の年齢に問わず、タンパク質のクオリティを追求したドッグフードです。
そのため、脂質は控えめですがシニア犬の良質な筋肉維持を考えてタンパク質制限をあえてしていません。
腎臓など何かしらの病気が原因でタンパク質制限が必要な場合は、獣医師に確認すると良いでしょう。
3位:シニア犬のために開発された「ピッコロドッグフード」
ピッコロドッグフードはシニア犬のために開発されているドッグフードで、脂質やカロリーの制限がされています。
なお、シニア犬におすすめしたいピッコロドッグフードの特徴は以下通りです。
- カロリーと脂質を制限
- シニア犬に必要な栄養バランスを調整
- 穀物不使用でシニア犬でも消化しやすい
- チキン&サーモン約70%で嗜好性が高い
基本情報は、以下通りです。
総合栄養食基準 | ★★★★★ | AAFCOの総合栄養食基準をクリア |
配合されている機能性成分 | ★★★★★ | オメガ6 2.5% ・ オメガ3 0.8%・グルコサミン・メチルスルフォニルメタン(MSM)・コンドロイチン硫酸 |
主原料 | ★★★★★ | 骨抜きチキン生肉 31.0% 骨抜き生サーモン 20.0% 乾燥チキン 13.0% サツマイモ、ジャガイモ、エンドウ豆、乾燥サーモン |
原産国 | ★★★★★ | イギリス |
添加物 | ★★★★☆ | ◯ 人工添加物不使用 |
粗タンパク質 | ★★★★★ | 32%以上 |
粗脂肪・カロリー | ★★★★★ | 粗脂肪:15%以上 カロリー:約355kcal/100g |
ピッコロドッグフードの口コミ
ピッコロドッグフードは、シニア犬のために開発されていることからシニア犬オーナーさんの良い口コミが多いのが特徴です。
なお、シニア犬の皮膚・被毛の健康維持や認知症対策に重要なオメガ3、四肢の健康維持に重要な以下成分が原材料で使用されています。
- グルコサミン
- コンドロイチン硫酸
口コミの詳細は、以下通りです。
食いつきの良さで評価が高い口コミ | ●口コミ参考|公式サイトのレビュー |
便の状態や嗜好性で高評価の10歳のわんちゃんの口コミ | ●口コミ参考|Amazonのレビュー |
ピッコロドッグフードをおすすめするシニア犬
ピッコロドッグフードは脂質やカロリーが制限されています。
そのため、運動量が低下している全てのシニア犬におすすめです。
4位:小型犬のシニアにおすすめ「このこのごはん」
このこのごはんは、小型犬の健康維持サポートのために作られているドッグフードです。
ドライフードの中では価格が高いのが低評価となっていますが、シニア犬には評判が良いのが特徴です。
なお、シニア犬におすすめしたいこのこのごはんドッグフードの特徴は以下通りです。
- シニア犬に多い涙やけや皮膚トラブルに配慮
- シニア犬で乱れやすい腸の健康維持に配慮
- 高タンパク・低脂肪で健康体のシニア犬におすすめ
- シニアでも食べやすい小粒形状
基本情報は、以下通りです。
総合栄養食基準 | ★★★★★ | AAFCOの総合栄養食基準をクリア |
配合されている機能性成分 | ★☆☆☆☆ | 配合なし ※原材料にまぐろが使用されているため、オメガ3が含まれる可能性あり |
主原料 | ★★★★★ | 鶏肉(ささみ、レバー)、玄米、大麦、ビール酵母、鰹節、米油、乾燥卵黄、鹿肉、まぐろ |
原産国 | ★★★★★ | 日本(国産) |
添加物 | ★★★★★ | ビタミン、ミネラル以外は完全無添加(栄養素のみ配合) |
粗タンパク質 | ★★★★★ | 21.3%以上 |
粗脂肪・カロリー | ★★★★★ | 粗脂肪:8.2% カロリー:約343kcal/100g |
このこのごはんドッグフードの口コミ
このこのごはんの口コミでは、健康効果が実感できたという高評価が多いのが特徴です。
口コミの詳細(一例)は、以下通りです。
便の調子が良いという高評価の口コミ | ●口コミ参考|楽天市場のレビュー |
嗜好性の高さで高評価の口コミ | ●口コミ参考|楽天市場レビュー |
香りの良さで高評価の口コミ | ●口コミ参考|Instagramレビュー |
このこのごはんをおすすめするシニア犬
このこのごはんは脂質が抑えられており、涙やけや皮膚の健康維持に配慮されています。
そのため、老化に伴い皮膚トラブルや涙やけが生じているシニア犬におすすめです。
5位:ドライフードを食べないシニア犬におすすめ「カナガンウェットフード」
カナガンのウェットフードは、オールステージ対応のドッグフードです。
肉を主原料にしており水分量が多いので、食欲が低下しているシニア犬におすすめです。
なお、シニア犬におすすめしたいカナガンウェットフードの特徴は以下通りです。
- 噛む力が弱くなったシニア犬に配慮
- 総合栄養食基準をクリアしているので安心
- 香料を使用せずに肉を主原料にしているので嗜好性が高まりやすい
- グレインフリーでシニア犬の消化器官に負担をかけにくい
基本情報は、以下通りです。
総合栄養食基準 | ★☆☆☆☆ | 栄養バランスは良いが、あえてペットフードの栄養基準(AAFCOの総合栄養食基準)は参考に開発していない |
配合されている機能性成分 | ★☆☆☆☆ | 配合なし |
主原料 | ★★★★★ | 骨抜きチキン生肉(65%)、サツマイモ、プレバイオティクス(チコリー、バナナ)、ニンジン、エンドウ豆、ブロッコリー |
原産国 | ★★★★★ | イギリス |
添加物 | ★★★★☆ | 人工添加物不使用 |
粗タンパク質 | ★★★★★ | 10.5%以上 |
粗脂肪・カロリー | ★★★★★ | 粗脂肪:6.1% カロリー:約105.82kcal/100g |
カナガンドッグフードの口コミ
カナガンウェットフードの口コミでは、嗜好性の高さで高評価レビューが多いのが特徴です。
口コミの詳細(一例)は、以下通りです。
嗜好性の高さで高評価の口コミ | ●口コミ参考|Amazonのレビュー |
量が多すぎることで評価が下げられているが嗜好性の高さで高評価の口コミ | ●口コミ参考|Amazonレビュー |
カナガンウェットフードをおすすめするシニア犬
カナガンウェットフードは、量の多さで使いきれないという口コミもあり小型犬には不向きです。
また、総合栄養食基準をクリアしていないのが犬の管理栄養士としては気になります。
6位:食本来の力で健康維持をしたいシニア犬におすすめ「ペルシアドッグフード」
ペルシアドッグフードは、AAFCOの総合栄養食基準をクリアしているので安心して与えることができます。
薬膳を取り入れているため、疲労が溜まりやすいシニア犬におすすめです。
最近ではタンパク質量割合が高いドッグフードが人気ですが、ペルシアドッグフードは中度の運動量のシニア犬に理想的なタンパク質量です。
なお、シニア犬におすすめしたいペルシアドッグフードの特徴は以下通りです。
- 素材の美味しさに配慮して低温低圧製法で作られている
- シニア犬にも安心の人間基準のドッグフード
- オリゴ糖、ビフィズス菌配合でシニア犬の免疫力維持が期待できる
- グルテンフリーでシニア犬の消化器官に負担をかけにくい
- 粗脂肪が低いので、ダイエット中のシニア犬にもおすすめ
基本情報は、以下通りです。
総合栄養食基準 | ★★★★★ | AAFCOの総合栄養食基準をクリア |
配合されている機能性成分 | ★★★★☆ | 腸の健康維持(=免疫力維持)に効果的なオリゴ糖、ビフィズス菌など |
主原料 | ★★★★☆ | 生肉(牛、鶏、馬、魚肉、豚レバー)、穀物(大麦全粒粉、玄米粉、脱脂大豆、たかきびなど) ※穀物の使用が多いので★4 |
原産国 | ★★★★★ | 日本(国産) |
添加物 | ★★★★★ | 栄養成分以外の添加物は無添加 |
粗タンパク質 | ★★★★★ | 28%以上 |
粗脂肪・カロリー | ★★★★★ | 粗脂肪:10% カロリー:約360kcal/100g |
ペルシアドッグフードの口コミ
ペルシアドッグフードは、安心して愛犬に与えることができる点と健康効果を感じている点で良い口コミが多いのが特徴です。
口コミの詳細は、以下通りです。
健康効果を感じている良い口コミ | ●口コミ参考|公式サイト |
食べムラのある犬が喜んで食べるという高評価の口コミ | ●口コミ参考|Instagramの口コミ |
ペルシアドッグフードをおすすめするシニア犬
ペルシアドッグフードは、中度のタンパク質割合や低い脂質を考慮すると全てのシニア犬におすすめです。
また、総合栄養食基準をクリアしているので、犬の管理栄養士としては安心しておすすめできます。
7位:超小型犬・小型犬におすすめ「ニュートロ シュプレモ超小型犬~小型犬用 シニア犬用」
ニュートロのシュプレモシニア犬用の超小型犬〜小型犬用は、AAFCOの総合栄養食基準をクリアしているので安心して与えることができます。
なお、シニア犬におすすめしたいニュートロシュプレモドッグフードの特徴は以下通りです。
- 小型のシニア犬の体型や関節を維持するために配慮
- シニア犬の消化吸収能力に配慮
- 口や気管が小さいシニア犬に配慮した小粒サイズ
- 代謝エネルギーの高さに配慮
基本情報は、以下通りです。
総合栄養食基準 | ★★★★★ | AAFCOの総合栄養食基準をクリア |
配合されている機能性成分 | ★★★★★ | コンドロイチン:200mg/kg以上、グルコサミン:80mg/kg以上、オメガ3脂肪酸:0.6%以上、オメガ6脂肪酸:3.1%以上 |
主原料 | ★★★★☆ | チキン(肉)、チキンミール、玄米、粗挽き米、米糠、ラムミール、ビートパルプ、タンパク加水分解物、サーモンミール、鶏脂 ※ミール原材料の使用が多いので★4 |
原産国 | ★★★★☆ | アメリカ合衆国 |
添加物 | ★★★☆☆ | 栄養成分以外の人工添加物は不使用 |
粗タンパク質 | ★★★★★ | 27.0%以上 |
粗脂肪・カロリー | ★★★★★ | 粗脂肪:13.0%以上 カロリー:約350kcal/100g |
ニュートロ シュプレモ超小型犬~小型犬シニア犬用の口コミ
ニュートロ シュプレモ超小型犬~小型犬用 シニア犬用は、コスパの良さで評価が高いのが特徴です。
- 四肢や関節の健康維持:コンドロイチン・グルコサミン
- 皮膚や被毛、脳の健康維持:オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸
口コミの詳細は、以下通りです。
吐き戻しが多くて困っていたチワワ8才の高評価口コミ | ●口コミ参考|楽天市場 |
便の状態が悪くて困っていた15歳のわんちゃんの高評価の口コミ | ●口コミ参考|楽天市場 |
9歳のわんちゃんが7歳から利用しているというリピーターの高評価の口コミ | ●口コミ参考|楽天市場 |
ニュートロ シュプレモ超小型犬~小型犬シニア犬用をおすすめするシニア犬
小粒で小型のシニア犬の健康に配慮されていますが、粒を噛むことができない全てのシニア犬におすすめです。
また、総合栄養食基準をクリアしており、シニア犬に積極的に与えたいサプリメント的成分(機能性成分)が配合されているのもポイント。
8位:全てのシニア犬におすすめ「オリジンシニア」
オリジンのシニアドッグフードは、AAFCOの総合栄養食基準をクリアしている老犬専用のドッグフードです。
なお、シニア犬におすすめしたいオリジンシニアドッグフードの特徴は以下通りです。
- 四肢や被毛、皮膚、脳の健康維持に必要な栄養素がバランスよく配合
- シニア犬でも消化しやすい動物性タンパク質が豊富
- カロリーや脂質の制限がされている
基本情報は、以下通りです。
総合栄養食基準 | ★★★★★ | AAFCOの総合栄養食基準をクリア |
配合されている機能性成分 | ★★★★★ | オメガ6脂肪酸*(以上) 3 % オメガ3脂肪酸*(以上) 0.8 % DHA / EPA (以上) 0.2 % / 0.2 % グルコサミン*(以上) 600 mg/kg コンドロイチン硫酸*(以上) |
主原料 | ★★★★★ | 新鮮鶏肉、新鮮七面鳥肉、新鮮丸ごと大西洋カレイ、新鮮全卵、新鮮丸ごと大西洋サバ、新鮮鶏レバー、新鮮七面鳥レバー、新鮮鶏心臓、新鮮七面鳥心臓、新鮮丸ごと大西洋ニシン |
原産国 | ★★★★☆ | アメリカ合衆国 |
添加物 | ★★★☆☆ | 栄養成分以外の人工添加物は不使用 ※ローズヒップなどの天然添加物を使用 |
粗タンパク質 | ★★★★★ | 38 %以上 |
粗脂肪・カロリー | ★★★★★ | 粗脂肪:15.0%以上 カロリー:約363kcal/100g |
オリジンシニアドッグフードの口コミ
オリジンドッグフードシニア犬用は、驚くことに元気に歩くようになったという口コミが多いのが特徴です。
口コミの詳細は、以下通りです。
15歳のシニア犬がよく食べてくれると高評価の口コミ | ●口コミ参考|楽天市場 |
17歳のシニア犬が元気になった(散歩の足取りが良くなった)と高評価の口コミ | ●口コミ参考|楽天市場 |
体調が良くなりドッグフードでこんなに変わるのか!と高評価の口コミ | ●口コミ参考|楽天市場 |
オリジンシニアドッグフードをおすすめするシニア犬
評価を見ているとグルコサミンやコンドロイチン、オメガ3脂肪酸が含まれているせいか、元気に歩くようになったという評価が多いのが特徴です。
●楽天市場の総合評価一覧はこちら
そのため、運動量が減ってきているシニア犬や関節炎・関節痛などが生じているシニア犬には特におすすめです。
9位:ドライフードで嗜好性を高めたいシニア犬におすすめ「うまか」
うまかドッグフードは、ヒューマングレードを超える品質をコンセプトに作られているドッグフードです。
主原料は国産、ヒューマングレードで、なんと人でも高級食材の九州産の華味鳥を100%使用しています。
なお、シニア犬におすすめしたいうまかドッグフードの特徴は以下通りです。
- オールステージなので健康体のシニア犬に安心
- 消化しにくいグルテン不使用でシニア犬に安心
- 着色料や合成保存料など不使用でシニア犬に安心
- 脂質が低いので運動量が低下しているシニア犬にも安心
基本情報は、以下通りです。
総合栄養食基準 | ★★★★★ | AAFCOの総合栄養食基準をクリア |
配合されている機能性成分 | ★★★★★ | フラクトオリゴ糖、グルコサミン、コンドロイチン、ビフィズス菌配合 |
主原料 | ★★★★☆ | 鶏肉、 大麦、玄米、かつお節、大豆、ビール酵母、チキンエキス、米油、卵黃粉末、発酵調味液 ※大豆や米油を使用しているため★4評価 |
原産国 | ★★★★☆ | 日本(国産) |
添加物 | ★★★★★ | ビタミンやミネラル、その他栄養素以外の添加物不使用 |
粗タンパク質 | ★★★★★ | 21.4%以上 |
粗脂肪・カロリー | ★★★★★ | 粗脂肪:9.5%以上 カロリー:350kcal/100g |
うまかドッグフードの口コミ
うまかドッグフードのクチコミは、香りが薄いため食べる犬とうまかを好む犬が両極端です。
クチコミの概要と紹介されているSNS(一例)は、以下の通りです。
ドッグフード臭さがなくて高評価の口コミ | ●口コミ参考|Amazonレビュー |
食べムラがある犬が食べるという、高評価の口コミ | ●口コミ参考|Amazonレビュー |
食べてくれなかったケースの悪い口コミ | ●口コミ参考|Amazonレビューレビュー |
うまかドッグフードをおすすめするシニア犬
うまかドッグフードは以下成分が配合されているため、四肢や免疫力を維持したいシニア犬におすすめです。
- 腸の健康維持(=免疫力維持):フラクトオリゴ糖、ビフィズス菌配合
- 四肢や関節の健康維持:グルコサミン、コンドロイチン
便の状態が安定しない犬や四肢トラブルが多いシニア犬には、これらサプリメント的成分は良いでしょう。
10位:食欲が落ちているシニア犬におすすめ「モグワンドッグフード」
シニア犬のように年齢の問題で食欲が低下しやすい犬におすすめなのが「モグワンドッグフード」です。
モグワンドッグフードの基本情報
モグワンドッグフードは、シニア犬にも安心の無添加・穀物不使用のグレインフリードッグフードです。
原材料もヒューマングレードで、シニア犬の低下しやすい消化能力に適した動物性タンパク質を50%以上使用しているのもポイントです。
なお、シニア犬におすすめしたいモグワンドッグフードの特徴は以下通りです。
- 四肢の健康維持が期待できる成分を配合
- シニア犬でも消化しやすい動物性タンパク質が豊富
- カロリーや脂質が比較的低い
- 腸の健康維持が期待できる乳酸菌配合
基本情報は、以下通りです。
総合栄養食基準 | ★★★★★ | AAFCOの総合栄養食基準をクリア |
配合されている機能性成分 | ★★★★★ | グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、乳酸菌 |
主原料 | ★★★★★ | チキン&サーモン56%(チキン生肉21%、生サーモン12%、乾燥チキン12%、乾燥サーモン7%、チキングレイビー2%、サーモンオイル2%) |
原産国 | ★★★★★ | イギリス |
添加物 | ★★★☆☆ | 栄養成分以外の人工添加物は不使用 |
粗タンパク質 | ★★★★★ | 30%以上 |
粗脂肪・カロリー | ★★★★★ | 粗脂肪:12.0%以上 カロリー:約363kcal/100g |
モグワンドッグフードの口コミ
モグワンドッグフードは、嗜好性の高さで口コミが多いのが特徴です。
口コミの詳細は、以下通りです。
トイプードルの飼い主さんのトッピングご飯活用の良い口コミ | ●口コミ参考|Instagramリンクはこちら |
涙やけ対策と食いつきの良さで高評価の飼い主さん口コミ | ●口コミ参考|Instagramリンクはこちら |
このこのごはんと併用して与えている飼い主さんの高評価口コミ | ●口コミ参考|Instagramリンクはこちら |
モグワンドッグフードをおすすめするシニア犬
評価を見ていると嗜好性の高さで特に口コミが多いのが特徴です。
四肢や腸の健康維持におすすめの成分が多く含まれているので、これらの健康維持に配慮したいシニア犬には特におすすめです。
食欲が低下しているシニア犬におすすめの食事管理法3つ
食欲が低下しているシニア犬におすすめの食事管理法は、以下通りです。
- 柔らかいドッグフードに切り替える
- 食事台を活用する
- 獣医師に相談する
それぞれ詳しく解説していきます。
柔らかいドッグフードに切り替える
柔らかいドッグフードは水分量が多く、歯にトラブルがあるシニア犬は食べやすいのでおすすめです。
消化もしやすいので、ドッグフードを食べないシニア犬はウェットフードを試すと良いでしょう。
しかし、ウェットフードは高額な商品が多いので、価格面で気になる方も多いのではないでしょうか。
そんな時は、ドライフードとウェットフードの併用を検討しましょう。
食器台を活用する
犬も年齢を重ねてくると四肢を中心に、体の様々な部位に衰えが生じてきます。
高さ調整ができるテーブル形式の食事台も数多く販売されているので、食べやすさに配慮して活用してあげると良いでしょう。
また、歯周病や歯肉炎、口腔内腫瘍など口腔内に問題が生じている犬の場合は、極力食べやすいウェットフードを与えることをおすすめします。
老化や病気が原因の場合は獣医師に相談
ドッグフードの食いつきが悪い以外にシニア犬に症状が見られる場合は、必ず獣医師に相談しましょう。
どんな病気でも早期発見・早期治療が大切です。
元気がない・下痢や軟便が多い・散歩に行きたがらない・動きたがらない等、何かしらの症状がある場合は動物病院での検査をおすすめします。
シニア犬におすすめドッグフード比較一覧表
ここでは、ランキングで紹介させていただいたドッグフード比較一覧表を紹介します。
商品名 | 特徴 | 配合されている機能性成分で期待できる健康 |
アカナののシニアレシピ | 体重管理に適している | 皮膚・被毛・四肢・関節・脳 |
ブッチドッグフード | 嗜好性が高まりやすい | 皮膚・被毛・脳 |
ピッコロドッグフード | シニア犬のために開発されている | 皮膚・被毛・四肢・関節・脳 |
このこのごはん | 小型犬の涙やけや被毛の健康に配慮されている | なし |
カナガンウェットフード | 水分量が多く嗜好性が高まりやすい | なし |
ペルシアドッグフード | 免疫力応援が期待できる | 腸の健康(=免疫力維持) |
ニュートロシュプレモ小型シニア | シニア犬に必要なサプリ成分が豊富 | 皮膚・被毛・四肢・関節・脳 |
オリジンシニアドッグフード | 低脂肪・低カロリー | 皮膚・被毛・四肢・関節・脳 |
うまかドッグフード | ヒューマングレードを超えるご飯がコンセプト | 四肢・関節・腸の健康(=免疫力維持) |
モグワンドッグフード | 動物性タンパク質原材料が50%以上 | 四肢・関節・腸の健康(=免疫力維持) |
おすすめのシニア犬ドッグフードを試してみよう!
今回は、ドッグフード開発に携わっている犬の管理栄養士がシニア犬のドッグフードの選び方やおすすめドッグフード10選、おすすめの理由や口コミを紹介しました。
そのため、愛犬のどの部位の健康維持を積極的に行いたいのか考えてから、愛犬に適したドッグフードを選んであげましょう。
この記事の簡単なまとめ
|