ペット保険で後悔したという話を聞いたことがある飼い主さんは多いのではないでしょうか。ペット保険で後悔するケースは、ペット保険に加入する前と加入した後によって後悔した内容が大きく異なります。
ペット保険に加入している飼い主さんは、ペット保険の補償内容を把握していなかったり、ペット保険の仕組みを知らずに後悔するケースが多いです。
一方でペット保険に加入していない飼い主さんは、愛犬・愛猫が病気になった時に治療費が高額で後悔したり、ペット保険に入ろうとした時に新規加入ができないというケースもあります。
ペット保険で後悔したことがある飼い主さんや、今後ペット保険で後悔したくない飼い主さんのために、ペット保険に加入して後悔することや加入しなくて後悔するケース、ペット保険で後悔しないためのポイント3選、愛玩動物介護士が勧めるペット保険についてご紹介します。
ペット保険に加入して後悔するケース
ペット保険に加入して後悔することは、飼い主さんの考え方などによって後悔の内容が変わりますが、大きく分けて3つのケースになります。ご紹介する3つのケースは、主に加入しているペット保険の内容を把握していなかったり、ペット保険の制度を理解していない場合が多いです。
そのため、ペット保険に加入している飼い主さんはもう一度ペット保険の内容を確認しましょう。
ペット保険を利用しなかったケース
ペット保険に加入したけれど、一度もペット保険を利用しなかったというケースがあります。ペット保険が掛け捨てタイプなため、加入した年齢が若ければ若いほど支払った保険料が多くなってしまうため、「無駄な保険料を支払った」と後悔してしまうかもしれません。
もちろん、犬や猫がいつ病気になるかは分からないため、無駄に保険料を払いたくないと考えている飼い主さんは、愛犬・愛猫の種類や性格などを踏まえてペット保険に加入するかを検討してください。
治療内容がペット保険の補償対象外だったケース
ペット保険の補償を受けようとした時に、治療内容がペット保険の補償外で全ての治療費を自己負担したというケースがあります。
ペット保険で後悔しないために、愛犬・愛猫がかかりやすい病気が補償対象になっているか、保証して欲しいと考えている内容が保証内容に含まれているかを確認しておきましょう。
想定よりも自己負担額が多かったケース
ペット保険に加入していたのに、想定していたよりも自己負担額が多くて後悔したケースがあります。
ペット保険には、免責金額(治療費のうち、自己負担しなければいけない金額)が設定されているプランもあり、免責金額に満たない場合は治療費を全額自己負担しなければいけません。
また免責金額よりも高い治療費であっても、治療費の合計額から免責金額を引いた金額に対して保証割合が適応されます。
【免責金額の一例】
- ペットの治療にかかった治療費:20,000万円
- 加入しているペット保険内容(補償割合):50%
- 免責金額の設定:5,000円
上記のケースでは、20,000円(ペットの治療にかかった費用)から5,000円(免責金額)を引いた15,000円の50%がペット保険によって補償されるため、補償される金額は7,500円、自己負担額が12,500円です。
そのため、免責金額を知らずにいると自己負担の金額が高いと感じる場合もあるため、加入しているペット保険の免責金額を一度確認しておきましょう。
ペット保険が更新されなかった
ペット保険は1年毎に契約を更新するため、愛犬・愛猫の健康状態(重い病気を患ってしまった等)、保険を利用した回数などによっては、ペット保険が更新されない可能性があります。
ペット保険が更新されたとしても、保険料が高くなってしまったり、かかってしまった病気や今後かかる恐れのある病気が補償対象外になるケースもあるため、更新条件は必ず把握しておきましょう。
他にも、契約更新の年齢上限が設定されているペット保険もあるため、愛犬・愛猫の年齢が若いうちに契約更新の条件を再度確認してください。
契約を更新されなかった場合でも、シニアの犬や猫が新規加入できるペット保険もあるため、シニア向けのペット保険に加入することを検討しましょう。
ペット保険に加入していなくて後悔するケース
ペット保険で後悔することは、加入後に後悔したケースだけではありません。
ペット保険に加入していれば自己負担額が少なくて済んだ、愛犬・愛猫が高齢になり心配なのでペット保険に入ろうとしたら加入できなかったなど、後悔の種類はさまざまです。
現在ペット保険に加入していない飼い主さんは、ご紹介するケースで後悔しないように注意してください。
ペット保険に加入できなくて後悔したケース
ペット保険は、愛犬・愛猫の年齢・健康状態・過去にかかった病気などによっては、加入できないケースもあります。
そのため、ペット保険に加入できなくて後悔したくない飼い主さんは、できるだけ早めにペット保険に加入しておきましょう。
加入できる年齢を超えていたケース
ペット保険には、新たに加入できる年齢に制限があるものがほとんどです。中には新規加入の年齢制限がないペット保険がありますが、他のペット保険と比較すると保険料が高いなどのデメリットがあります。
健康状態に問題があるケース
愛犬・愛猫の健康状態次第では、ペット保険に加入できないケースがあります。今後、ペット保険に加入する可能性がある飼い主さんは、愛犬・愛猫が健康状態に問題のない時にペット保険へ加入しておきましょう。
ペットの治療費が高額で後悔したケース
ペット保険に加入していない場合、治療費が高額で後悔するケースが考えられます。ある程度の収入や貯蓄に余裕があり、高額の治療費でも問題なく支払える飼い主さんは問題ないかもしれませんが、そうではない場合は高額の治療費が理由で治療の選択肢が狭まってしまう恐れも…。
愛犬や愛猫に最善の治療を行いたいと考えている飼い主さんは、ペット保険に加入していなくて後悔しないように、高額な医療費に対して補償があるペット保険に加入しておきましょう。
ペット保険の加入を悩んでいる方は、犬や猫はペット保険がいらない?もったいないと言われる理由と加入するべき人も参考になるはずです。
ペット保険で後悔しないためのポイント3選
ペット保険で後悔しないためのポイント3選をご紹介します。ペット保険に加入している飼い主さん、これからペット保険への加入を検討している飼い主さん、どちらの場合でも知っていて損のしないポイントです。
すでにペット保険に加入している飼い主さんは、ご紹介するポイントを踏まえて保険内容などを見直しましょう。今後ペット保険に加入する予定の飼い主さんは、加入してから後悔しないようにご紹介するポイントに注意してペット保険を選んでください。
色々なペット保険を知る
ペット保険で後悔しないためには、色々なペット保険を知っておきましょう。ペット保険は数多くの種類があり、同じ会社のペット保険でもプランによって補償内容や補償割合が大きく異なる場合もあります。
補償割合を例に挙げると、70%と50%では20%も差があり高額な治療費になれば大きな差が出るだけでなく、自己負担額も多くなります。
他にも、1年間に何日間まで入院や通院の補償が受けられるのかなど、ペット保険やプラン毎に補償内容が違うため、愛犬・愛猫に合ったものを選んでください。
また、ペット保険会社特有のオプションや特典もあります。補償内容や保険料に違いを感じない時は、オプションや特典が良いと感じるペット保険を選ぶのも良いでしょう。
ペット保険の補償内容を把握する
ペット保険の補償内容は必ず把握しておきましょう。補償内容を把握していないと、愛犬・愛猫に万が一の事態が起きた時に治療費が保障されないかもしれません。
そのため、ペットの種類や大きさ、犬種・猫種などによってかかりやすい病気が補償内容に入っているかを確認してください。補償内容に含まれない場合は、プランを変更する・違うペット保険に加入するなどの対策を行いましょう。
ペット保険の更新条件や継続条件を把握する
ペット保険は、一度加入しても更新条件や継続条件を満たさなければ、ペット保険が解約されてしまう場合があります。
ペット保険を選ぶ際は、愛犬・愛猫がシニアになった時を考えて更新上限年齢のないペット保険を選ぶ、愛犬・愛猫が高齢になった時にシニア向けペット保険へ切り替えるなど、将来のことを考えてペット保険を選ぶと良いでしょう。
愛玩動物介護士が勧めるペット保険
愛玩動物介護士が勧めるペット保険をご紹介します。犬と猫それぞれにおすすめのペット保険をご紹介しますので、加入を検討している飼い主さんは、是非ともペット保険選びのご参考にしてください。
犬におすすめのペット保険
犬におすすめのペット保険は、楽天ペット保険「ずっといっしょ(もっと)」です。
軽傷の病気やケガでの通院だけでなく、入院や手術が必要な治療に対しても補償が可能なため飼い主さんに合ったプランを見つけやすいペット保険で、楽天ポイントも貯まるため、保険料の掛け捨てが気になる飼い主さんにもおすすめです。
プランの種類
楽天ペット保険「ずっといっしょ(もっと)」は、「通院つき70%プラン」「通院つき50%プラン」「手術・入院プラン」の3種類があります。免責金額の設定もないため、自己負担額の心配をせず補償を利用することが可能です。
【楽天ペット保険「ずっといっしょ(もっと)」通院つき70%プラン】
- 通院:1日の最高補償額15,000円(1年間に22日間まで利用可能)
- 入院:1日の最高補償額15,000円(1年間に25日間まで利用可能)
- 手術:1日の最高補償額150,000円(1年間に3回まで利用可能)
- 補償限度:年間最大115万5,000円
- 保障割合:70%
【通院つき50%プラン】
- 通院:1日の最高補償額12,000円(1年間に22日間まで利用可能)
- 入院:1日の最高補償額12,000円(1年間に25日間まで利用可能)
- 手術:1日の最高補償額120,000円(1年間に3回まで利用可能)
- 補償限度:年間最大92万4,000円
- 保障割合:50%
【手術・入院プラン】
- 通院:なし
- 入院:1日の最高補償額25,000円まで(1年間に25日まで間利用可能)
- 手術:1日の最高補償額500,000円まで(1年間に3回まで利用可能)
- 補償限度:年間最大212万5,000円
- 保障割合:90%
保険料
楽天ペット保険「ずっといっしょ(もっと)」の保険料は、犬(小型犬)が月々支払いで1,980円からです。
【小型犬の保険料】
- 通院つき70%プラン:1,980円から
- 通院つき50%プラン:1,490円から
- 手術・入院プラン:1,120円から
【中型犬の保険料】
- 通院つき70%プラン:2,360円から
- 通院つき50%プラン:1,770円から
- 手術・入院プラン:1,340円から
【大型犬の保険料】
- 通院つき70%プラン:2,960円から
- 通院つき50%プラン:2,220円から
- 手術・入院プラン:1,680円から
申し込み前に保険料を知りたい飼い主さんは、ペットの種類、ペットの生年月日(不明な場合は、動物病院にて確認してもらった年齢など)を入力することで、すぐに保険料の見積もりができますので、是非お見積もりください。
楽天ペット保険「ずっといっしょ(もっと)」かんたんお見積もり
補償内容
楽天ペット保険「ずっといっしょ(もっと)」の補償内容は、ペット保険で補償対象外になることもある歯科治療、チワワやトイプードルなどの小型犬がかかりやすい膝蓋骨脱臼、ミニチュア・ダックスフンドやコーギーなどの胴が長い犬種がかかりやすい椎間板ヘルニアも補償対象です。
例として、5歳のミニチュアダックスフンドが椎間板ヘルニアになってしまい、治療費として420,760円かかったケースで計算すると、楽天ペット保険「ずっといっしょ(もっと)」の通院付き70%プランに加入していた場合、283,500円補償してくれるため自己負担額が137,260円で済みます。
その他、楽天ペット保険「ずっといっしょ(もっと)」の詳しい補償内容を知りたい飼い主さんは、公式ホームページからご確認ください。
その他の情報
楽天ペット保険「ずっといっしょ(もっと)」は、下記の特典があります。
- 保険料1%分の楽天ポイントが貯まる
- 楽天市場で使用できる500クーポンがもらえる
- 電話・インターネットで獣医師にペットの悩み事を相談可能
- 楽天市場で人気のあるペットグッズやペットフードの詰め合わせ(サンプル)が抽選でもらえる
公式ホームページ:楽天ペット保険「ずっといっしょ(もっと)」
更に詳しくおすすめのペット保険を知りた方は、『〇〇おすすめペット保険(今後作成)』を参考にしていただければ幸いです。
猫におすすめのペット保険
猫におすすめペット保険は、FPC 「フリーペット保険」です。FPC 「フリーペット保険」は保険料が安く、年齢で保険料が上がるのは2回だけですので、シニアになっても安心して加入することができます。
プランの種類
FPC 「フリーペット保険」は、「70%補償プラン」「50%補償プラン」の2種類があります。FPC 「フリーペット保険」の特徴は、入院保険金の日数に関する制限がない・免責金額の制限がないことです。
入院保険金の日数制限がないため、補償限度金額内であれば入院日数の心配をする必要がありません。また免責金額の設定がなく、少ない金額の治療費であっても保険金を請求することができます。
【70%補償プラン】
- 通院:1日の最高補償額12,500円まで(1年間に30日間まで利用可能)
- 入院:1回の入院から退院あたり最高125,000円まで(1年間に3回の入院まで利用可能)
- 手術:1回の最高補償額150,000円まで(1年間に1回まで利用可能)
- 補償限度:年間最大85万円
- 保障割合:70%
【50%補償プラン】
- 1日の最高補償額1日あたり最高12,500円まで(1年間に30日間まで利用可能)
- 入院:1入院(※1)あたり最高125,000円まで(1年間に3回の入院まで利用可能)
- 手術:1回の最高補償額150,000円まで(1年間に1回まで利用可能)
- 補償限度:年間最大85万円
- 保障割合:50%
(※1)1入院とは、入院から退院までのことです。
保険料
FPC 「フリーペット保険」は、猫の場合保険料の増額が2回しかありません。そのため、愛猫が年齢を重ねる度に保険料が上がる心配がなく、保険料が安定しているのが特徴です。
- 4歳以下の猫:1,590円
- 5歳から11歳の猫:2,390円
- 12歳以上の猫:2,620円
補償内容
FPC 「フリーペット保険」は、通院・入院・手術どれも幅広く補償してくれるペット保険です。補償対象外の内容が公式ホームページに細かく記載されているので、初めてペット保険に加入する飼い主さんでも「これが補償対象外なのは知らなかった」というケースも少ないでしょう。
FPC 「フリーペット保険」の詳しい補償内容は、公式ホームページからご確認ください。
猫の治療費はどのくらいかかるの?
猫の治療にかかる費用の一例をご紹介します。高齢の猫でなくても治療に数万円かかるため、治療費が高額と感じた飼い主さんはペット保険の加入を検討してください。
【ケース1】
- 猫種:ミックス猫
- 年齢:5ヶ月
- 病名:猫鼻気管炎
- 通院回数:7回
- 治療費用:24,420円
- 治療の内容:検査・投薬など
【ケース2】
- 猫種:マンチカン
- 年齢:1歳
- 病名:胃腸炎
- 入院日数:3日間
- 治療費用:58,450円
- 治療の内容:検査・投薬など
【ケース3】
- 猫種:ミックス猫
- 11歳
- 病名:消化管内異物
- 通院日数:2回
- 入院日数:3日間
- 手術回数:1回
- 治療費用:112,500円
- 治療の内容:検査・手術・投薬など
上記のように、猫の治療費は安いケースでも数万円程度で、手術を行うと10万円を超えてしまいます。
その他の情報
FPC 「フリーペット保険」は、指定された書類を送付するだけで保険金を請求することができます。
保険金を請求するタイミングも、治療中や治療後問わず飼い主さんの都合の良い時に請求することができるだけでなく、診療日の翌日から3年以内であればいつでも請求が可能です。
公式ホームページ:FPC 「フリーペット保険」
更に詳しくおすすめのペット保険を知りた方は、『犬におすすめのペット保険13選!入ってはいけないペット保険の見分け方も徹底解説!』を参考にしていただければ幸いです。
ペット保険で後悔しないためにも早めの加入と契約内容を把握しよう
ペット保険で後悔したことがある飼い主さんや、今後ペット保険で後悔したくない飼い主さんのために、ペット保険に加入して後悔することや加入しなくて後悔すること、ペット保険で後悔しないためのポイント3選、愛玩動物介護士が勧めるペット保険についてご紹介しました。
ペット保険での後悔と言っても、加入して後悔しているケースと加入していなくて後悔するケースがありますので、愛犬・愛猫と飼い主さんに合った選択をして、ペット保険での後悔がないようにしましょう。
ペット保険で後悔しないために、ペット保険に加入している飼い主さんは補償内容・継続条件・継続上限年齢などを再度確認し、自身の状況に合っているかを見直してください。
ペット保険に加入していない飼い主さんは、愛犬・愛猫に万が一の事態が起こったときに後悔しないペット保険を選びましょう。
本記事で紹介したペット保険まとめ
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